動画

オリラジあっちゃん「憲法改正問題」動画の誤解と指摘

どうも、 ニノマエイチ(@snkazuwriter)です。

オリエンタルラジオのあっちゃん(中田敦彦)が、

ユーチューブ上で「憲法改正問題」について、取り上げてました。

内容にちょっと突っ込みたい事があったので記事にしてみます!

エクストリーム現代社会

あっちゃんは、「中田敦彦のYoutube大学」というチャンネルで、

毎日のように教育系の動画をアップロードしています。

動画アップロードを毎日してるっていうのも大変だと思いますが、

クオリティも結構高めということで、かなり話題になっているワケです。

あっちゃん本人が「教育系ならやれる」と思ったのが、

チャンネル開設のキッカケのようですが、

「全部ゼロから知識入れていってます!」というような発言もしており、

毎日相当量の勉強をしていってるのがわかります!

・・・・・ですが、

現代社会の動画の時は、歯切れが悪いというか、

不足してるなって思えるところがあるので、それについてちょっと付則していきたいなと思います。

憲法改正問題について

あっちゃんは憲法改正についての動画を、2本あげています。

基礎編がコチラ。

続編がコチラ。

年表などもホワイトボードに写していて、わかりやすいとは思います!

これから動画が長いので、指摘箇所だけ抜粋して付け足していこうと思います!

憲法を守るのは我々ではない??

動画内であっちゃんは、憲法は特別な法律と言っています。

ホワイトボード上で赤く囲った箇所に注目!

あっちゃん
あっちゃん
憲法は特別な法律!!

憲法は、権力者が守るルール!!

普通の法律は国民が守るルール!!

だから、憲法を守るのは、我々じゃないんです!!

・・・・・とおっしゃっていますが、

これってよく世間の人が勘違いする間違いなんです。

それを順を追って説明します。

権力者は誰?

わが国は日本国憲法で、

国民主権

を宣言しています。

(根拠は前文と1条から)

・・・・ということで、権力者といえば、

お偉いさんみたいなイメージをみんなが持つと思うんですが、

実は、権力者は、、、、

国民なんです!!

・・・・・・ということは、

あっちゃんの言うように、

法律=国民が守るルール

ですし、

憲法=権力者(国民)が守るべきルール

なので、実際には憲法も法律も

国民が守るルールなのです!!(我々も憲法は守るんだよー!!)

憲法は権力者が守るルール?

憲法は権力者が守るルール、とあっちゃんも言っていて、

実際にそういう風に言う学者なども多いですが、

もっと言い換えればこうなります。

憲法は国民主権を制限するルール!

・・・・ハイ、実は、憲法は我々日本国民を縛っています。

そもそも主権とはなんでしょうか?

主権は、「なんでも出来る力!」です。

なので、憲法が前文と1条だけだった場合、、、

国民はなんでも出来る力がある!!!

・・・・・という事になっちゃいます。

なので、

「なんでも出来るってまずくね?」

・・・という事で、

国民主権を制限するために、

長々と書かれてるのが憲法なのです!!

ニノマエイチ
ニノマエイチ
通常の教科書や学者などは

「憲法は権力者の守るルール」

と言っちゃってますので、

これは個人の見解ということでよろしくお願いします。

(ですが、こっちのほうがシックリ来るはず!!!!!)

・・・・というワケで、憲法をちょっとかじった人や、

まじめに勉強しちゃってる人特有で、

「憲法は権力者の守るルール!」と、したり顔で言っちゃう人が多いんですが、

つまり、「憲法は国民主権を縛るルール!」なのです・・・!!!

なので、、、、

あっちゃん
あっちゃん
憲法を守るのは、我々じゃないんです!!

という発言は、誤解を与えるでしょう・・。

ということが言えます!!

ちなみに後に、あっちゃんがこの

あっちゃん
あっちゃん
憲法を守るのは、我々じゃないんです!!

という話をまさかの

自己否定しはじめます!

では、ひもといて行きましょう。

時代に合わせた憲法?

憲法改正について、なぜ必要なのか?という事で、

「時代に合わせた憲法」論というのを展開していきます。

そこの一つで話題に出されたのが、

憲法24条で、同性の結婚が否定されている!!!

ということなんですが、画像で見てみましょう。

LGBTの方々などを想定されていない憲法なので、

それを想定した憲法にしていこうという話がある。

・・・・という論調で展開しています。

憲法で結婚が定まってる?あっちゃん流なら「それ関係なくね?」

よく考えてください。

あっちゃんは、こういってました。

あっちゃん
あっちゃん
憲法を守るのは、我々じゃないんです!!

ですが、同性結婚の実現のためには、憲法改正の話があるらしいのです。

でもちょっとまって!!

いったん考えて見ましょう。

そもそも結婚って国民がするものですよね。

(例外はありますが)

でも、「憲法を我々が守らなくていい」のならば、

「ここの条文、我々に関係なくね!?」

・・・・となるのが筋になるはずです。

ようは、あっちゃんが言うように、

あっちゃん
あっちゃん
憲法を守るのは、我々じゃないんです!!

だとすれば、その他の条文に筋が通らなくなってしまう!!!

・・・・・というワケですので、

憲法は我々も守るルールなのです!!

というほうが筋が通りますよね~~~。

・・・という事がここでは言いたかったです!!

集団的自衛権について

あっちゃんは集団的自衛権の行使容認を決めた安倍首相の

テクニックを紹介していました。

法律を決めるときに、それが合憲なのか違憲なのかの判断をする部署があります。

それが、内閣法制局。

当時の安倍首相は、内閣法制局の人事権を行使し、

「集団的自衛権を合憲だと思っている人を内閣法制局のトップに任命」しました。

そこで、集団的自衛権を合憲とし、法律を通したワケで、

あっちゃんはこういう風に言ってます。

・・・・という事で、

ニノマエイチ
ニノマエイチ
ちょっとこれは、今までの話と逸脱してるなぁ~

と思ってしまいました。

「良し悪しを判断」する前に、

「現在の憲法で、それは合憲なのか違憲なのか?」

まで踏み込んで欲しかったです。

・合憲と思う上で「集団的自衛権は良いか悪いか?」

・違憲と思う上で「集団的自衛権は良いか悪いか?」

この対比は大事かなと。

「やっていい」ことをやる
「やっていい」ことをやらない
「やっちゃだめ」なことをやりたい
「やっちゃだめ」なことをやらない

4パターン思考しないといけません。

仮に、「憲法」というものがなかったら、

「良いか?悪いか?」の2者択一で法律を作っても問題ないですよね?

でもわが国は、憲法の制約がありますから!!

良いか悪いかを決めるのと同時、もしくはそれより前に、

「やっていいことなのかダメなことなのか?」を考えなければなりません。

そして、憲法上は「やってはいけないこと」になっています。

ニノマエイチ
ニノマエイチ
憲法9条で軍事は否定されています。

ただ、憲法9条の「例外規定」を憲法上で見つけられれば、問題はクリアになります。

個別的自衛権は、憲法9条の例外規定として認められてます。

例外の根拠は憲法13条「幸福追求権」です。

幸福追求権では、「国民の生命、自由、幸福追求とかは、国政の上で最大の尊重をする」(ちょい略してます)となっています。

「国政の上で最大の尊重」ということは、9条よりも優位にある条文ということになります。

よって、憲法9条の例外規定として、憲法13条を類推適用すると、個別的自衛権は認められます。

しかし、集団的自衛権は認められません。

それは、集団的自衛権について、9条の例外規定が見当たらないためです。

つまり、外国の防衛については13条の範囲外と言えるからです。

そして、憲法73条では行政権の範囲が規定されていますが、

「外国の防衛」となると、行政権の範囲を超えていると解釈されます。

よって、集団的自衛権は、憲法上例外規定を見つけれないことで、越権行為ということになります。

・・・・と、今ながながと説明してしまったのですが、

これによって、集団的自衛権の行使は

違憲です!!

違憲だけども、集団的自衛権が「良い」と思う人は、正式に憲法改正の主張をすべきです。

違憲だし、集団的自衛権も「悪い」と思う人は、憲法違反をするな!!と主張すべきです。

・・・・という結論になります。

なので、あっちゃんの説明には違憲かどうかは書かれていなかったので、補足してみました。

(ちなみに、合憲です!!と言う人も存在しますが、根拠は無いです!!)

個人的に気になる憲法改正の争点

今まであっちゃんの主張する憲法改正について書いてきました。

あっちゃんは憲法改正の争点は9条という事をずーっと動画で説明していました。

・・・・が、僕の問題意識は、別にあります。

僕の問題だと思ってる憲法は、73条です!!

憲法73条の問題点

憲法73条は「内閣の事務」の内容が書かれています。

そこの2項によって、「外交関係を処理すること」と書かれています。

つまり!!

外交権があるのは内閣!!

・・・もっと言うと、

外交って国会とかの判断いらないんですよ・・・!!

これをよく多用しているのは、安倍政権です。

外交権は内閣の専権事項なため、

外国にいって、いろんな約束を勝手にしてきてしまいます。

そして、こうやるんです。

「国際公約してきちゃったから法律の整備してね~」

これ、すごくないですか??

一般論としまして、

国際的な条約は、憲法の上位に位置するといわれます。

ようは、海外で公約したこととか、

海外との条約を勝手に決め込んでいくと、

国会で議論せずとも、国内法を整備していけるんです!!

ここ、分かりにくいと思いますので、説明します。

例えば、農業関係の法律をたくさん変えたいとします。

国内法を整備するためには、国会で議論が必要になります。

なので、10個法律を作りたいとしたら、最低10個の法律分の議論が必要になります。

ニノマエイチ
ニノマエイチ
非常にそれって難航しそうですよね~

ですが、条約を締結してきたといわれたらどうしますか?

例えばTPP。日米FTA。

そういった国際条約を内閣が決めてきます。

で。こうやるんです。

ニノマエイチ
ニノマエイチ
国際条約で決まっちゃったんだから、あとは国内法をそれに合わせて整備してね~~

え?国会で否決しようとするの??

でもいいんですか??
そんなことしたら、
あの国やあっちの国や、どこどこの国から、
信頼が落ちますよ??

あなた、国の信頼落とす気なんですか??

・・・という事になるわけです。

国内で10個の法律を追加したいと思ったら、

国会で何度も何度も何度も議論する手間を省き、

確実に制定させるためには、

勝手に国際条約を内閣が決めてきちゃえばいいんです!!

ニノマエイチ
ニノマエイチ
やばくねっすか?これ

・・・・ということで、ここでは、

「形式上」

条約を否定するような国会の判断が出来るとしても、

「実質上」

抜け出せなくなるのが条約なのです。

そんな強大な効力をもつ外交権は、内閣にだけ帰属するんですよ。

しかも、そういった条約は、

その国とやりあう覚悟がない限り

元に戻すことが困難になります!!

ぶっちゃけこれ、戦争できない国だとしても、

戦わずして崩壊させれますよね。

時の首相がとんでもないヤツだったら。

これはかなりの問題がある規定だと思われます。

・・・・しかし、この議論はほぼされたこともなく、

自民党の憲法改正草案にも、この規定の変更は考えられてません^^

ハイ、本当に憲法改正問題を9条だけに集約していいんでしょうか?

まとめ

あっちゃんはわざと説明をしていないワケではないはずです。

本当にいい情報を、教育として広げていこうと思ってるように見えます。

・・・ですが、それだけに翻弄されてしまうと、

もっと深い問題点に気づけなくなってしまいます。

もっともっと興味を持って接しましょう。

だって、我々一人一人が、主権者なんですからね~。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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ABOUT ME
ニノマエイチ
とあるフリーターさんの雑記ブログ管理人のニノマエイチです! 元々はソニートニュースというwebメディアでライターをしていました!・・・が、ある日予告なしに潰れてしまう事件勃発。試行錯誤の末、「まぁ自分で何かブログ書くか」という感じで立ち上げたのが、このブログです!