どうも、 ニノマエイチ(@snkazuwriter)です。
「貧乏人、弱いやつが悪いと思う」と言っていた人がいたので、
それについて考えてみます。
現状での貧乏人
貧乏人の定義がよくわからないですが、一応調べてみました。
【ウィキペディアより引用】
貧乏(びんぼう)(英語:poor)とは、財産や収入が少なく生活が苦しいこと。 貧しいさま。 貧困より生活には困窮していない。 俗に金欠と言われる場合があるが、状況が悪化すると赤貧とも呼ばれることもある。
・・・・という事で、生活が苦しい人は貧乏人のようです。
では、実際に生活が苦しい人は国内にどれくらいいるのでしょうか?
【東京新聞より引用】
生活状況を聞いたところ、高齢者世帯で「苦しい」と答えた割合は55・1%に上り、前年から0・9ポイント増えた。全世帯でも1・9ポイント増の57・7%だった。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201907/CK2019070302000176.html
57.7%の人が生活が苦しい!
それもそのはず。
実は平均年収より所得が少ない人が62.4%もいるのです。
この数字は、今年公開された2018年国民生活基礎調査からの引用です。
さらにこの調査からわかることは、一番多い階級世帯が、
年収200~300万未満の世帯!
・・・・というワケで、世帯年収の分布順に1~3位でランク付けと%を書いてみます。
1位 年収200~300万未満の世帯 13.7%
2位 年収100~200万未満の世帯 13.4%
3位 年収300~400万未満の世帯 13.2%
ようは、年収100~400万未満の世帯だけで、
全体の40.3%もいるのです!!
で、実際に平均年収まで届かないのが62.4%というワケで、
これは明らかに格差がある証拠で、
貧しい事それこそが、この国の多数派となるワケです^^
弱いやつは悪いのか?

では、貧乏で弱いやつは悪いのか?について考えてみようと思います。
結論からいうと、「全く悪くない!!」と思われます。
・・・というのは、国民の過半数が生活に苦しいと訴えてる現状は、
その人が作り出した、その人の努力不足だ、というよりかは、
明らかに経済政策の失敗があるからだと思われるからです。
それもそのはずで、デフレの状況であるにも関わらず、
各種増税を断行している団体があるからです。
その裏では、法人税を下げているという、
富裕層の優遇税制が”改革”として行われています。
象徴的なものは、消費税の増税+法人税の減税、これが二重の優遇税制なのです。
消費税の増税は、輸出企業にとってはウレシイことこの上無いのです。
消費税には輸出に関する特別な規定があるのです。
「輸出した分の消費税は還付される」
輸出する企業は大企業が多いワケで、大企業は消費税の還付金をもらっているのです。
その証拠に、豊田税務署はなぜか税の徴収額がマイナスになるというとんでもない事が起きました。
これは、各税務署の赤字金額のランキングです。
輸出企業があるため、還付金を支払うために、税務署自体が赤字になるという
摩訶不思議な事が起こっています!!
その上で、法人税を減らすとどうなるか。
大企業の黒字からは法人税を取れなくなってくるので、
内部留保が溜まっていくではありませんか!!
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で、内部留保が溜まる理由は、国内に需要がないので、
「儲からないなら投資できないよなぁ~」 ということで貯めて行ってるという事です。
デフレって怖いですね。。。
・・・・という事で、これを国民が知った上で、
こういう政策を支持してるとは思えないワケです。
(だって、僕の周りでも知らない人だらけなので・・・)
・・・という事を考えると、
貧乏人は、いわば騙されている形であるわけで、
騙されてる人が悪い!! って言えるんでしょうか??
中には「騙されるやつが悪い!」と暴言のような言葉を吐く人もいますが。。
どうしても弱いものを悪者にしたがる連中に提案があります!!
騙されるやつが悪い!
・・・・と、ここまで来たら、
とも思いますが、明らかに騙そうとする人間のパワーが強すぎます。
メディアにしかり、メディアにしかり。メディアにしかり・・・。
圧倒的に、大手メディアが嘘の喧伝をすることで、国民は判断が間違ってしまいます。
確かに、国民からしてもそういった事に騙されない思考力は必要。
、、、ですが、普段仕事や家事や学校や、
そういった生活で忙しくしてるのに、(デフレだから特に。)
物事を腰すえて考えれる余裕があるとは思えません!!
(だって生活苦しい人が半分超えてるんだから!)
しかも、とって付けたようなワケワカな改革のせいで、
「自分の将来は改革によってどうなるかわからない」と思ったらどうなるでしょうか。
安定的な生活を将来に期待することも難しくなりませんか??
(例えば、福島は復興を頑張る!ってやってるのにTPPや日米FTAで農家にダメージが来ると知ったら、誰が本気で、復興やろうとするのでしょう??だって福島、農家多いじゃん・・・)
なので、そういう状況の中でも、
「弱いやつが悪い」
「騙されるやつが悪い」
そうやって自己責任的な事を押し付けるのでしたら、
ある提案があるワケです。
「弱いやつが、本当に悪者になったらどうなるのか!?」
妄想タイム
あ~あ~あ~あ~あ~
働けど
働けど
なおわが生活(くらし)
良くならざり
ぢっと手を見る
マイッタなぁ~~石川啄木、うたっちゃったわ~~!!
あ~あ~あ~あ~あ~
この生活どうにかなんねーかなー。。。
とある金持ち「あんたね、貧乏人、弱いやつが悪いんだよ?」
は!?なんやいきなり!!
とある金持ち「だーかーらー、あんたは悪者なんだよー」
はぁぁあああ!?!?
こんなにまじめに毎日毎日毎日、働いてんのにか!?
あったまキタ!!!
なら、マジで悪いことしてやるわ!!
・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・。
通りすがり「ん?なんかあの人、倒れてんなー・・・」
通りすがり「おーい、とある金持ちー、おーい」
通りすがり「大丈夫かー?おーい」
・・・・・・・・。

お分かりいただけたであろうか?
ようは、貧乏人と金持ちの格差が開くことで、
貧乏人と金持ちは、環境が違う世界で生きて、価値観をはぐくむので、
「会話が成り立たなくなる!」
で、人間は同じ種類の人間と集まりたがる習性がありますので、
貧乏人は貧乏人のコミュニティ、金持ちは金持ちのコミュニティで、
互いが互いをけなし合うようになるのです。
(だって、自分のコミュニティ以外の人には敵意むき出したくなるでしょう?)
・・・そうなると、究極的には、
金持ちは貧乏人を金で殺すかもしれませんが、
貧乏人は金持ちを、人生を賭けて殺しにいく可能性も十分にあります。
さてさてさーて、
そうやって、国民を分断してしまうのは本当にいい事なんでしょうか?
自分は金持ちだなと自覚ある人こそ、
余裕のある生活を築けてるはずなので、
余裕のもった考えで、貧乏人のことも思いやってみてはいかがでしょう?
回りまわって、自分のためになるかもしれませんよ。
まとめ
やっぱりブログっていいですね!!!
・・・というのも、面と向かって放ったら、
いざこざになって、大混乱になるような事でも、
ちゃんと言いたい事が言えちゃうワケで、
共感してくれる人もたぶん居てくれるはずなのです。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました!